2019年5月18日(土)
就労継続支援A型リールでの公演
株式劇団マエカブ「不思議な不思議の国のアリス」
無事に2回公演、終演しました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
-
リール公演とは?
観音寺市にあります「就労継続支援A型リール」で毎月、3か月連続で公演を上演する企画です。
演目は「不思議な不思議の国のアリス」という、不思議な国のアリスを脚色したものです。30分程度という短い上演時間ですが、「アリスってこんな話だったよね」とか「こういう話だったのか」と思ってもらえたらいいな、と思っています。
今回、ワンドリンク制で観劇しながら飲み物を飲めます。また、上演にあたって特別にドリンクを用意していただいたり、それがとても美味しそうで……飲みたかった。
怪しい感じの色と、今流行りのアレが入っていて……まだ、公演期間があるので秘密にしてみます。
-
無事に終了しました
いや、無事って言っていいのかわかりません。
何故なら……一回目の公演で袖から舞台に出た瞬間……腰をやりました。
ただ、歩いて一歩踏み出した瞬間ですよ、信じられないです。日常生活、普通に歩いていて腰なんて痛めたことないですよ。どうして舞台に出た瞬間に。
っても、身体が緊張していたのでしょうね。普段と違う場面と身体状況ですから。
年齢を感じますし、ストレッチ大切ですし、身体が資本ですし。
まぁ、元々、バレーボールをしていた時に腰を痛めたこともあり、なんだっけ?腰椎分離症?違うっけ?そんな感じのやつです。
あの時のポテンシャルでやり切るのは、そろそろ無理があるのを感じます。
-
5月公演の感想を
出演者組のポテンシャルが高く、衣装・小道具を全て担当してくれました。
手の回っていない部分もカバーしてくれて、演出面・舞台面に全力を注げたのもとてもありがたいことでした。
当初は過去に上演した時の記憶を引っ張り出して、同じような形で上演しようかと考えていました。そっちの方が、まぁ、楽ですしね。でも、やっぱり、数年前に感じていたことと、今、感じていることは違っていて当然で。創っているうちに、変わっていきました。
それは、自分が積み重ねてきた時間はもちろん、各役者さんたちが積み重ねてきた時間の重みでもあると思いました。その時間がちゃんと息づいていたから、連れて行ってくれた世界だったのでしょう。
あまり多く語るとネタバレっぽくなるので、言葉を選びながらになりますが。
子供と大人、その間にある「瞬間」を感じます。
今、私は「大人」として生活していますが、心のどこかでは「子ども」だと思っています。
「大人」と「子ども」は明確に線引きできるものなのかな?
子供ができたら大人?
20歳以上が大人?
選挙権が18歳以上になったから、そこが大人?
昔は15歳が立志式だったから、そこが境界線?
それとも、中学生になる13歳から?
そうやって明確に線引きされたラインを越えたら大人になりきれたらいいのでしょうが、そうはいかないものです。
常にその境界線は揺れ動いています。
その曖昧な微妙なライン。きっとみんなにもあると思っています。
そこを超えるときの嬉しさと、何かを置いて行かなくてはいけないもの悲しさ。
そういうモノをこのお芝居を作っているときに感じました。
-
次は6月公演
3か月連続公演の企画ですので、次もあります!
次は私は演出に専念します。役者が変更します。同日、私は別の公演をしています。
無茶苦茶か!
演出不在で上演するのってアリなのか?と思わなくはないです。
思わなくはないですが、仕方ない。そういうスケジューリングだもの。
だもんで、演出はまだまだしていきます。
今回の公演をブラッシュアップして、また、次の6月公演の役者さんの積み重ねた時間を感じながら新たな「不思議な不思議の国のアリス」を上演できたらと思っています。
6月の怒涛のラッシュに向けて走り切ります!
終わりは始まり!