先日、ひとつの本番が終わりまして。
また、新しい本番が目の前に迫ってきています。
それが、こちら
株式劇団マエカブ・劇団まんまる合同公演
『乱歩之回ー江戸川乱歩戯曲短篇蒐ー』
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江戸川乱歩とは
よく見る(?)有名な写真ですね。
1894年生まれの大正から昭和にかけて活躍した推理作家です。ペンネームはアメリカの小説家・詩人の「エドガー・アラン・ポー」からきてます。
「名探偵コナン」の主人公「江戸川コナン」はこここからきてる……よね?「江戸川乱歩」と「コナン・ドイル」の合体だよね?確か?
代表作には「怪盗二十面相」がありますね、明智小五郎と少年探偵シリーズの。……っても、私は読んだことがないのでなんとも。有名作品なのに、ごめんなさい。私は「人間椅子」とか「芋虫」とかのエログロ系が好きなんです。
最近、Twitterで見た江戸川乱歩の逸話で「西洋にピアノを聴きながら小説の構想を練る作家がいて、三味線でやろうと真似したら原稿書かずにそっちが上達した」という、何とも本末転倒な結末を迎えた方です。
また、サインには「うつし(現)世はゆめ よるの夢こそまこと」と書き添えるという意気な作家さんでした。これは吾妻秀夫の「失踪日記2-アル中病棟ー」で知りました。
最後は1965年に自宅でクモ膜下出血で死亡しました。
そんな明治、大正、昭和と生き抜いた作家さんです。また、昔の作家さんに関わらず、今でも作品が何度も取り上げられるような偉大なるお方です。
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今回の公演は
徳島の「劇団まんまる」さんとのコラボレーションです。
以前、江戸川乱歩の「人でなしの恋」を演出・出演したこともあり、あの時の味が忘れられず、いつかまた挑戦したいと悶々としていました。
今回は「赤い部屋」「お勢登場」「百面相役者」「一人二役」「指」を上演して、その中で「お勢登場」と「一人二役」に挑戦します。この中で読んだことがあったのは「赤い部屋」と「百面相役者」ですので、読んだこともない作品に挑戦です。今、作品を読んだりしてイメージしています。
エロだったりグロだったり。摩訶不思議な世界観をどのように舞台に上げるのか……稽古の度にワクワクしています。6月の梅雨の時期、不快指数が高い中で上演できるのは、なんだか今からワクワクします。湿度や匂いや。
そのワクワクをちゃんと感じられるように、稽古、頑張ります!
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公演詳細
《香川公演》
[日時]
2019年6月15日(土)14:00開演、18:00開演
2019年6月16日(日)14:00開演、17:00開演
※開場は開演時間の30分前
[会場]
ヨコクラうどん(高松市鬼無町鬼無136-1)
《徳島公演》
[日時]
6月22日(土)15:00開演、19:00開演
6月23日(日)11:00開演、15:00開演
※開場は開演時間の60分前
[会場]
大正館(徳島県小松島市小松島町字外開7-11)
[チケット]※両公演共通
前売:1,500円
当日:1,800円
※未就学児の入場はご遠慮ください
[公演情報]※両公演共通
上演時間:約60分予定
上演作品:「赤い部屋」「お勢登場」「百面相役者」「一人二役」「指」
[出演]
〈株式劇団マエカブ〉
藤井みな、繁中あずさ、与力(よりき)、三嶋孝弥、橋本琢真、法兼弘季、RIN
〈劇団まんまる〉
大木茂実、佐光恵美子、宮元優佳、英佑有紀、坂東幸奈
〈劇団テアータ’80〉
藤本康平
〈フリー〉
仁後哲志
[スタッフ]
原作:江戸川乱歩
演出:大木茂実
脚本:藤井みな、大木茂実
構成:藤井みな
公演責任者:大木茂実
舞台監督:三嶋孝弥
衣装・舞台美術・小道具:繁中あずさ、宮元優佳、法兼弘季
照明:三嶋孝弥
制作:<香川>与力(よりき)・橋本琢真 <徳島>佐光恵美子
[お問い合わせ]
●株式劇団マエカブ(香川)
090-7572-6104(岡田)
●劇団まんまる(徳島)
050-5359-4043
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