私は筋肉少女帯が好きです。
でも、私が好きになった時には既に解散していました。
数年前、復活したのは知っていますが、今でもライブに行ったことはありません。
にわかファンのような感じですが、でも、やっぱり好きです。
大槻ケンヂでもなく、特撮でもなく、筋肉少女帯が好きなんです。
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筋肉少女帯とは
1982年~1999年の間に活動。その後、活動休止し、2006年から活動を再開しています。所属メンバーは大槻ケンヂ、内田雄一郎、本城聡章、橘高文彦。そして、サポートメンバーに三柴理、長谷川浩二がおります。
大槻ケンヂは音楽以外にも小説やエッセイが有名ですよね。「グミ・チョコレート・パイン」とか有名ですよね。読んだことは実はないんですが。「ロッキン・ホース・バレリーナ」と「香菜、頭をよくしてあげよう」は読んだことあります。特にエッセイの「香菜、頭をよくしてあげよう」はとても面白かったです。
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好きになったきっかけ
最初に「筋肉少女帯」というバンドを知ったのは和月伸宏の「るろうに剣心」の何巻だったかな?読み切りで「メテオ・ストライク」という漫画があったんですね。そこの一コマにラジオから筋肉少女帯の蜘蛛の糸が流れている、という描写があったんです。和月さんがリクエストしている、という形で。
その時が「筋肉少女帯」というバンドがを知ったきっかけでした。
でも、その時には既に筋肉少女帯は活動休止になっていましたし、その時の私はメジャーな音楽が好きだったので知っているだけで聞きはしなかったです。
しかし、気になる名前だったのでなんとなく家族内で名前を出したら母が知っており、そこからずぶずぶとはまっていきました
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「蜘蛛の糸」が好きなわけ
筋肉少女帯にはいろんな曲がもちろんあります。どの曲も個性的で素敵なのですが、一番多く聞いたのは「蜘蛛の糸」です。今になって「なんでだろうなぁ?」と思います。
筋肉少女帯の曲を初めて聞いたのは高校生になってからだったと思います。
中学校まではわりとテレビに出ていて、皆が好きな音楽をきいていました。メジャーな音楽が特別好きというわけでもなかったですが、それ以外に音楽の幅があることも知らなかったというのもあります。
高校時代は2度と戻りたくない時期です。
特別、何か大きなことがあったわけでもないのですが、とにかく日々を鬱々とした気持ちで過ごしていました。その時期の気持ちと歌詞がリンクしたんだと思います。
頭の中で色んなことをぐるぐるぐるぐると考えながら、それでも現実には何もうまくいかなくって。そんな現実から逃げ出すこともできずに、毎日、そこに向かわなくてはいけないというのはとてつもなく苦痛でした。『大丈夫』って思いながら。
私にとって鬱々とした気持ちを吐き出すことよりも、音楽で自分の気持ちを増幅させて浸っている方がストレスの解消には繋がっていたのだと思います。
辛い時に無理やり笑って楽しい気持ちになる、っていうのは自分の心と乖離していく感じがしてどうしても馴染めないのです。
だから、逆に段々と落ちていく方向に向かう方が心地よかったりする。
あの時期に筋肉少女帯がなかったらどうなってたんだろうか、とふと考えます。
それなりにどーにかなっている気もする。
でも、それは『それなりに』って事だけですけどね。
やっぱりあの時期にこの音楽に出会えた事はとてつもなく人生の糧になっている気がします。