今週の土曜日と迫ってきました。
株式劇団マエカブリール公演「不思議な不思議の国のアリス」
もう日数も残りわずかで、でも、考えなくてはいけないところも多々あり。
台詞も動きも確認しなくちゃいけないし。
その他の舞台面も不安だし。
不安なことだらけですが、積み重ねた時間はちゃんとあるので、でも、過信せずに残りも積み重ねていきたいと思います。
今回の作品は過去に劇団内で限定公演を行った際に作ったものです。
年数が経過して、この度、公演できるようになりました。
あの頃とコンセプトは同じで「おもちゃ箱をひっくり返したような作品にしたい」というものでした。
5月出演組には衣装・小道具と多大なるお力添えをいただいております。その多大なる力が舞台を鮮やかに色付けてくれます。
私の頭にあるイメージが具現化する中で、やはりイメージと違ってきたことも多くあります。それは、決してマイナスなことではありません。
いつも、私が演出して作品を作るときは「この座組みでしかできない作品にしたい」と思っています。それは、優劣なく横並びで作品の完成を目指したいからです。もちろん、セクション毎に決定権はあります。ある程度の指揮を取る人を明確化することは大切です。
でも、それは「作品を最良なものにする」という目標の元に行われることであります。
私にある「得意なこと」と「不得意なこと」。それは、誰にでもあり、私の「不得意」は他者の「得意」に頼るしかありません。もちろん、不得意なりに頑張っていく心意気はありますが、そんなに直ぐには上達しないものです。もどかしいですね。
今回の作品は私の「得意」と思っていることは詰め込んでいます……というか、私の少ない引き出しはフル活用しないと作品に太刀打ちできない。
私の「得意」と座組みの「得意」が合わさる瞬間が、時々、垣間見えて心地よさを感じます。
ここに来るまでに紆余曲折あったし、まだまだ、霧の中を手探りで進んでいる感覚ですが、本番にその霧が晴れればいいと思います。
最近、イメージや感覚的な部分を言語化するように努力をしてきたつもりですが……最終的なところはうまく言語化できないのが現状です。言葉をもっとうまく操れるようになりたいと思う、今日この頃です。
言葉での繋がりが、最終的には心の繋がりに昇華できたら素敵だなと思います。